さよならなんかは言わせない 淋しそうに太陽が沈んでも

 またバイト。起きたら白衣が乾いてなくて遅刻しました。でも怒られませんでした。むしろおいしいぐらいの空気です。僕をこういうぬるま湯につけるのはどうかと思います。

 かなり人手が足りない状況でした。僕は助手の仕事を頑なに拒んでいるので、技工当番をやらされました。次の日に予約が入ってる人の銀歯がちゃんとあるかどうかをチェックする仕事です。でもそれがやっぱり無かったりして、技工当番はいつも帰るのが最後です。やってみてわかったんですが、結局は誰かのミスなわけです。書かなきゃいけないのを書いて無かったり。カルテとかその辺のもんが、みんな電子化されれば随分違うんだろうなぁ。

 カルテだって病院自体に溢れ、通路を圧迫してるので技工当番の仕事をしてても後ろを通る人みんなとお尻が擦れます。だもんでもうお尻擦っただけで誰だかわかるようになっちゃいました。