月の光がそうするように 君の背中にすべり落ちよう

 バイト。女子高生のSさんが誕生日だったらしくケーキを買いに行かされました。念のため携帯だけ持って出発。ケーキ屋さんまでは歩いて五六分です。三千円ぐらいのケーキを購入。「名前は入れますか?」「りかちゃんで」「ロウソクは何本お付けしますか?」あ、年知らないや。さっそく病院に電話。どうやら18になったとのこと。大きいの一本と小さいの八本もらってこいって言われた。「18らしいんですけど・・」僕がそう言うと店員さんはきいてきた。「こういうのもあるんですが・・」なんか普通のロウソクの他に数字の形したロウソクがあるらしい。でもそっちは有料。どっちでもいいけど僕はこういうとき、変わってるほうを選ぶ性質なので数字の方にした。8とか芯はどうなってるんだか。バイト先に帰還。そしたらなんだか数字のロウソクが大好評。女子高生は激しく喜んだ。Uさんなんか女の子を喜ばすツボを知ってるね、とか言い出す始末。いや知らんよ、そんなもん。世の中何がどう転ぶかわからないなぁ。