静かな夜は、いつだって、誰かを泣かせている

 鎌倉の海岸で流鏑馬をやっていた。通りかかったときに人が集ってるので、覗きこんだら馬がいた。タイミングが良い。僕が停止したらすぐに馬が走り出した。てっきりあんなものはゆっくり走ってパコンと当てて終わり、っていう儀式的なものだと思っていたがそんなことはなかった。馬はタテガミがファーってなるぐらいマジでギャロップしているし、乗っている人も石田雨竜ばりにマジでアローを放っている。一回の走りで的は二つ。二つに当てるのは難しいみたいだ。構えるのが間に合わなくなる人もいた。やっぱり馬ってかっこいいなぁ。